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ストーニー滝の魔女たち⑥

2009/10/02 Fri 00:57

オデットは、心の躍る思いで鏡に向かっていました。
そう、今日は憧れのモティマー・ゴスに邸宅へ招待されていたのです。

もちろん、邪魔な姉はいません。二人きりで会えるのです。

いつもより入念に身だしなみを整え、一番のお気に入りのルージュをつけました。

オデット「モティマー様に、あたしのコトたくさん知ってもらわなくちゃ!」

高鳴る胸をおさえながら、ゴス家のベルを鳴らします。
すると、中からモティマーがガウン姿で出迎えてくれました。

132もう一人の魔女

モティマー「ようこそ、オデット。今日は君とゆっくり、話がしたくて呼んだのだよ」
オデット「とても嬉しいです…」

モティマーの初めて観るガウン姿に、オデットはドキドキしていました。
恋する乙女は、どんな姿でも王子様に見えるもの…オデットの想いは膨らむばかりです。

オデットの少し緊張している様子に気づいたモティマー。
そんな彼女の可憐な姿に、微笑ましいような、少し愛しい気持ちを覚えていました。
133蝶よ花よと

モティマーはこれまで、オデットを妹のように思っていました。
しかし、日に日に成長していくオデットの美しさに気づき始めていたのです。

モティマー「オデット…君は、これほどまでに魅力的だったろうか…」

そう呟くと、彼女の頬に手を添えて、金色に輝く瞳を見つめました。

オデット「モティマー様…?」

昨日までの彼女は、恋人の妹でした。
でも今は、一人の女性としてモティマーを魅了しています。

その微笑みは、輝く空の太陽のよう。
血の通った頬は桃色に蒸気し、赤色の口唇は、薔薇のように美しい。

気づけば、その口唇に吸い寄せられるように、初めての口づけをしていました。

モティマー「あぁ…君はこんなに美しいのに、こんな姿では失礼だな。そこの居間で少しばかり待っていてはくれないか。」
オデット「は…はい。モティマー様…」

どうしよう、モティマー様にキスされてしまった。

初めて間近で触れた男性でした。
オデットの脳は、ベルを鳴らす前にも増して、モティマーに支配されていました。



モティマー「どうしたものか…」

着替えようと自室に戻り、一人悩んでいました。
オデットの計り知れない美しさに、思わずキスをしてしまったのです。

彼女は、オルガの妹だが…

だが…

だが美しい。なにより、愛しい。

モティマーにとって、こんな気持ちは初めてのことでした。

ですが、オルガにはもちろん夢中でした。
まるで魔法にかかったように、夢中で彼女を愛していたのです。そう、オルガと過ごす時間は、魔法のような時でした。

オルガを愛した後は、目が覚めると決まって、身体は重く、頭の中はまるで霧がかかったようにぼんやりしていました。
彼女の甘く、強い薔薇の香りが残るだけで…何をしたのか記憶にないのです。

モティマーはふと、さきほどオデットの温かい口唇に触れた感触を思い出しました。

モティマー「愛しいとは、こういう気持ちなのか。」

そう呟くと、下階で待つ彼女のもとへ急ぎました。

心変わりとは、不思議なもの。突然やってくるのです。
そう、それはモティマーにとって、間違いなく真実の愛でした。


次回へつづく。
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